ヴェルレーヌ 「忘れられたアリエッタ その1」  Verlaine « Ariettes oubliées I » 日本的感性とヴェルレーヌの詩心

「忘れられたアリエッタ その1」を通して、ヴェルレーヌは自分の詩がどのようなものであるかを歌っている。

1)慎ましやかな祈り(Antienne)は、魂(âme)から湧き出してくる。

2)魂は愛のまどろみの中で、物憂い状態にある。
その状態は、extase, fatigue, qui se lamente dans cette plaine dormanteで示される。

3)魂から湧き出してくる歌は、マイナー(短調)で、非常に微妙な響きを持つ。それが以下の単語で示される。
frissons, brises, chœur des petites voix,
murmure, cri doux,
gazouiller, susurrer, expirer
tout bas

4)歌われる世界は、聴覚と視覚、触覚が互いに対応している世界。
frissons des bois, ramures grises,
le frêle et frais murmure, l’herbe agitée
l’eau qui vire, le roulis sourds des cailloux
tiède soir,

5)そこでは、私やあなた、木々や小川が独立してあるのではなく、すべてが一つ(無=全)の状態にある。
そして、そこから徐々に、ce – nous – je – tuへと分離していく。

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