ランボー 「永遠」 Rimbaud « Éternité »

もし思い通りにせず、みんなと合わせていたら、苦痛しかないだろう。

— Jamais l’espérance.
     Pas d’orietur.
Science et patience,
Le supplice est sûr.

決して期待もなく、
曙もない。
学問と忍耐よ、
責め苦は確実だ。

実証的な知識には忍耐が必要で、しかも永遠に到達することはない。
直感は一瞬のうちに永遠を掴む。

ランボーはここであえて orieturというラテン語を使い、宗教的な意味も連想させ、日常的な期待だけではなく、宗教的な復活も否定する。

それに対して、自分の思いに従って飛ぶと、過去も未来もなく、今の熱意だけが問題になる。

Plus de lendemain,
Braises de satin,
     Votre ardeur
     Est le devoir.

もう明日はない。
サテンの熾火よ、
お前の熱意は
義務なのだ。

サテンの熾火は、海と太陽が一つになった状態であり、魂が祈願するものだろう。
その火にとっての義務は、燃えることだけ。
太陽は他の惑星に合わせて輝くわけではない。ただ燃えるだけだ。
永遠の魂も熱を持って燃えていれば、それだけでいい。昨日も、明日も考える必要はない。
義務は熱意だけなのだ。

そうすれば、今、ここで永遠が見つかる。

Elle est retrouvée !
— Quoi ? — l’Éternité.
C’est la mer mêlée
   Au soleil.

また見つかった!
何が? 永遠が。
それは、海。溶け合うのは、
   太陽。

「永遠」はランボーの詩の中でも、もっとも言葉の勢いがあり、スピード感が快感を生み出す。
とにかく、カッコいい。

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