外国語学習 過去と完了

英語を勉強し始めた頃、現在完了が出てきて、過去とどう違うのわからなかったという経験はないだろうか。
私たちの自然な感覚からすると、完了したことは過去のことなのだから、現在完了も過去のことに違いないと思う。その結果、二つの違いがよくわからない。
その上、現在完了に関しては、経験・継続・完了の3用法があると説明されるが、過去の概念に関しては何の説明も、用法の解説もない。なぜだろう?

さらに、過去完了(had+pp.)はある程度理解できるが、未来完了(will have+pp.)はわからないという人もいる。
過去未来完了(would have+pp.)になると、最初から理解を諦めてしまう人も多い。

なぜ日本語母語者は、英語やヨーロッパの言語の時制体系をすっと理解できないのだろうか?
(ここでは、説明を簡潔にするため、英語を例に取ることにする。)

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外国語学習 日本語とは違う世界観を知る

フランスでフランス人と話してるとき、すぐに答えられない質問をされることがある。
例えば、「神戸に住んでいる。」と言うと、「東京から何キロ離れているのか?」と質問されたりする。
もう一つよく質問されるのは、「最初にフランスに来たのはいつ?」
その際には、10年くらい前とか、曖昧な答えしかいえない。

フランス人に同じ質問をすれば、「神戸と東京間は約500キロ」とか、「最初は2012年。」とか、きっちりした答えが戻ってくる方が普通。

こうした違いは何を意味し、そのことから、どんなことがわかるのだろうか。

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フランス語の数え歌と子供向けビデオ Comptines et Mouk

外国語の学習で一番欠けているのは、楽しく音に馴染むという意識だろう。
youtubeには、目で映像を追いながら、音声や音楽を聴くことができるサイトが数多くある。

数え歌のサイト。
https://www.youtube.com/user/comptines

子供が大好きなMouk.
https://www.youtube.com/user/MoukFrance

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Aya Nakamura « Djadja » 日本の名前の歌手

少し前に大流行した、アヤ・ナカムラの「ジャジャ」。
字幕を見ながら聞いても、ほとんどわからない。
こんなフランス語が話されているとしたら、外国人にとっては、日常会話が一番難しいということになる。
ただし、とてもリズムがよく、聞いていると自然にメロディーが身体になじんでくる。

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フランス語 はじめの一歩

フランス語を勉強してみたい人、あるいは、もう一度勉強を再開したい人のために、フランス語学習の効果的な方法を考えてみたい。

原則は以下の3つ。

(1)外国語習得の理想は、母語の習得と同じ状況。
(2)文法の2つの側面。
(3)異文化へのアプローチ。

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フランス語講座 ニュースのフランス語 沖縄 長寿の島 Okinawa, l’île aux centenaires

沖縄では100歳以上の人達(les centenaires)が元気で暮らしているというニュースが、2020年2月20日のFrance 2, 20 hで流れていた。

その秘訣を知ることで、健康に生きるための、従うべきモデル(modèle à suivre)を紹介している。

Japon : Okinawa, l’île aux centenaires

https://www.francetvinfo.fr/monde/japon/japon-okinawa-l-ile-aux-centenaires_3834513.html

France 2 part à la découverte d’Okinawa, un archipel au sud du Japon réputé pour ses nombreux centenaires.

un archipel:群島
réputé pour :・・・で有名

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フランス語の冠詞 les articles du français

フランス語の冠詞は、二つの基準を導入して考えると、理解しやすい。

1)限定する名詞が数えられるか(可算名詞)、数えられないか(不可算名詞)
2)全部を指すのか、一部を指すのか。

数えられる名詞の場合 :定冠詞/不定冠詞
数えられない名詞の場合:(定冠詞)/部分冠詞

全部を指す場合、定冠詞。
部分を出す場合、不定冠詞/部分冠詞。

1)加算名詞2)不可算名詞
全部定冠詞(定冠詞)
一部不定冠詞部分冠詞
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フランス語講座 ネルヴァル 「オーレリア」 Gérard de Nerval « Aurélia »

ネルヴァルは、「オーレリア」の冒頭で、夢の世界を、象牙あるいは角の扉によって現実世界から隔てられたもう一つの世界として描き出している。
闇の中で新しい光に照らされて浮かび上がるその世界は、劇場の舞台の上で芝居が始まる時のようでもある。

日本語に訳すのではなく、フランス語を前から辿っていくと、ネルヴァルの描く映像が目の前に展開するような印象を受ける。

  Le Rêve est une seconde vie. Je n’ai pu percer sans frémir ces portes d’ivoire ou de corne qui nous séparent du monde invisible. Les premiers instants du sommeil sont l’image de la mort ; un engourdissement nébuleux saisit notre pensée, et nous ne pouvons déterminer l’instant précis où le moi, sous une autre forme, continue l’œuvre de l’existence. C’est un souterrain vague qui s’éclaire peu à peu, et où se dégagent de l’ombre et de la nuit les pâles figures gravement immobiles qui habitent le séjour des limbes. Puis le tableau se forme, une clarté nouvelle illumine et fait jouer ces apparitions bizarres : – le monde des Esprits s’ouvre pour nous.

朗読
http://www.litteratureaudio.net/mp3/Gerard_de_Nerval_-_Aurelia_Partie_1.mp3

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