ペルゴレージ 「サルヴェ・レジーナ」  ジョルジュ・サンドと音楽

ジョルジュ・サンドはショパンの恋人。リストたち多くの音楽家と友人でもあった。そうした環境の中で、素晴らしい音楽に触れ、センスを養っていったことだろう。
サンドの『コンシュエロ』は音楽小説という側面を持っている。主人公コンシュエロが最初に登場する場面では、幼い彼女にペルゴレージの「サルヴェ・レジーナ」を歌わせる。その後、知識があり、多くの経験をし、熱狂的な歌唱ではなく、無邪気な子どもの歌い方を称揚する。そこにサンドの音楽観が現れている。

18世紀ナポリ学派の作曲家ペルゴレージ。彼の「サルヴェ・レジーナ」へ短調を聞くと、その美しさに心を動かされる。
サンドに教えてもらった一曲。

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モンテヴェルディ 「オルフェオ」 Monteverdi « Orfeo » バロック・オペラの先駆け

Nicolas Poussin, L’Inspiration du poète

1607年に初演されたモンテヴェルディのオペラ「オルフェオ」。

モンテヴェルディは、オペラという形式の中で、音楽に劇的な表現を与え、ルネサンス音楽からバロック音楽への橋渡しをした。

物語は、ギリシア神話のオルフェウスの話に基づいている。

演奏は、レ・ザール・フロリッサン(Les Arts Florissants)。
ウィリアム・クリスティによって設立された古楽器オーケストラ及び合唱団。

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バッハ「無伴奏チェロ組曲」 パブロ・カザルス演奏 Bach Suiten für Violoncello solo Pablo Casals

パブロ・カザルスは、バッハの「無伴奏チェロ組曲」の再評価に貢献した、20世紀最高のチェリスト。
日本のwikipediaに書かれている記述によると、有名な指揮者のフルトヴェングラーが、「パブロ・カザルスの音楽を聴いたことのない人は、弦楽器をどうやって鳴らすかを知らない人である」と言ったという。

1936年に録音された「無伴奏チェロ組曲」の全曲版。

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ラヴィ・シャンカール Ravi Shankar インドの音楽

ラヴィ・シャンカールは、1960年代に世界的な名声を博したシタール奏者。
インドの文化を世界に広めるために大きな貢献をした。

ビートルズのジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、レオン・ラッセルや、クラシック音楽のユーディ・メニューイン(バイオリン)と競演したり、ジャズのジョン・コルトレーンに大きな影響を与えた。

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ビル・エヴァンス パリ 1972年  Bill Evans in Paris 1972

信じられないとしか言いようがないが、1972年にパリで演奏するビル・エヴァンスの姿が、youtubeにアップされている。
ベースはエディー・ゴメス、ドラムスはマーティー・モレル。

Maison de la Radioで2月に録音された演奏は、Bill Evans Live in Paris 1972という題名で、3枚のレコードで発売されていた。
レコードのジャケットがいかにもフランスっぽい。Francis Paudrasのデザインだという。

今、LPレコードを3枚買うと、値段は3万円を超えたりする。CDでも1万円くらい。それがyoutubeではタダ。ありがたい時代だと痛感。

Summertime サマータイム

「サマータイム」は、ジョージュ・ガーシュインの1935年のオペラ「ポギーとベス」の冒頭で歌われる曲。生まれたばかりの赤ん坊にクララが歌いかけるブルース調の子守歌。
1920年代のアメリカの黒人たちの悲惨な生活を背景に、子どもの成長を祈る歌詞が綴られている。

1936年、ビリー・ホリデーによって歌われ、ジャズの曲として人気を博した。
ここではノラ・ジョーンズのピアノと歌で聴いてみよう。

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I love you, Porgy 愛するポーギー

« I love you, Porgy »は、1935年にジョージ・ガーシュインが作曲したオペラ「ポーギーとベス」の中の曲。
作詞はジョージの兄アイラ・ガーシュウィンと、オペラの原作になった小説「ポーギー」の作者デュボース・ヘイワード。

オペラだけではなく、ジャズでもよく取り上げられる。
まず、ニーナ・シモンの歌で聴いてみよう。
しっとりとしながら、声に独特の個性があり、いかにもジャズ・バラードっぽい。

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