These foolish things (remind me of you) 思い出のたね 

These foolish things (remaind me fo yo) は、1935年にロンドンで上演されたミュージカル”Spread It Abroad”の挿入歌。
他の人から見たらどうでもいいものでも、自分にとっては大切な思い出、ということはよくある。
題名にfoolishとあるのがとても効いている。だいたい自分のこだわりなんて、foolishなものだ。

エラ・フィッツジェラルドがオスカー・ピーターソンのピアノをバックに歌うものは、しっとりしていて、一人で静かに物思いに浸る感じが心地いい。

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ピエール・ド・ロンサールのシャンソン ルネサンス期の音楽

16世紀のプレイアッド詩派の詩はしばしばメロディーをつけて歌われた。

ピエール・ド・ロンサールの「女性を飾る自然」« Nature ornant la dame »。
ポリフォーニーで歌われている。

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パレストリーナ ルネサンス音楽の美

ルネサンス期の音楽は、破綻がなく、調和がとれ、耳に心地よく響く。その中でも、パレストリーナ(Giovanni Pierluigi da Palestrina)の曲は、絵画でいえば、ラファエロの母子像を思わせる美しさを持っている。

このラファエルの1枚を見ながら、「キリエ」を聞いてみよう。

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My one and only love ただ一つの愛 ただ一つの演奏 

たった一つの名演奏があれば、他の演奏はいらなくなってしまう、そんな名演があるMy one and only love. 

その名演とは、ジョン・コルトレーンのテナー・サックスに乗せて、ジョニー・ハートマンが歌ったもの。
これがあれば、後は全部捨ててしまってもいい。。。と思えるほど。

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ルネサンスの音楽 ギヨーム・デュファイ 「若々しいバラの花」 Nuper rosarum flores

ルネサンスの芸術の根本は調和(ハーモニー)にある。そのため、音楽にしても、建築にしても、絵画にしても、均整が取れ、五感に気持ちがいい。

ギヨーム・デュファイ(Guillaume Dufay)のモテトゥス「若々しいバラの花」(Nuper rosarum flores)は、1436年、フィレンツェにあるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の献堂式の時に演奏された。

デュファイの曲を聞きながら、大聖堂の写真を見ていると、訪れた時の感覚がふと蘇ってくる。

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ジャズ・ピアノの精髄 ミッシェル・ペトルチアーニのソロ  Michel Petrucciani au théâtre des Champs-Elysées

ミッシェル・ペトルチアーニはフランスで最高のジャズ・ピアニストでした。
彼の録音で最も白熱したものは、1995年にリリースされたシャンゼリゼ劇場でのライブ。
その中でも、40分以上にわたるMelody of my favorite songsは最高の演奏です。