フィリップ・ジャルスキー カウンターテナーの歌声 Philippe Jaroussky contreténor

フィリップ・ジャルスキーは現代フランスを代表するカウンターテナー歌手。
本人は「天使の歌声」と呼ばれることを好まないというが、彼の歌声と曲がマッチした時の美しさは、時間を忘れて聞き惚れてしまう。

レナード・コーエンの「ハレルヤ Hallelujah」は誰が歌っても素晴らしいが、ジャルスキーの歌だととりわけ素晴らしく聞こえる。

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It never entered my mind 

‘It never entered my mind’は、1940年のミュージカル『ハイアー・アンド・ハイアー(Higher And Higher)』の挿入曲。曲はリチャード・ロジャース、詞はロレンツ・ハート。

ジャズとしてはフランク・シナトラが歌ったことで知られるようになり、その後、1956年にマイルス・デイヴィスがアルバム「’WORKIN」で素晴らしい演奏を披露したことで、スタンダード・ナンバーになった。

シナトラを聴く前に、マイルスのミュートが心に染み入る演奏を聴いてみよう。素晴らしいバラード!

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ケニー・バロン ドライブ感がありながら端正でもあるジャズ・ピアノ

ケニー・バロンのジャズ・ピアノは、ドライブ感があり、エネルギッシュ。その一方で、繊細で端正な側面もある。

バロンが人気ジャズ・ピアニストになったのは、1990年代のテナー・サックス奏者スタン・ゲッツとの共演。アルバム”Voyage”に収められた Voyage はバロン自身の作曲。

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トミー・フラナガン サイド・メンバーとして参加している名盤

トミー・フラナガンジャズ・ピアノは、リリカルでありながら、グルービーでもあり、聞き手の心を包み込み、幸福な気持ちにしてくれる。

そんなフラナガンがリーダーとしてグループを引っ張るアルバムもいいが、サイド・メンバーとしてアルバムに参加しているときも、素晴らしい演奏を繰り広げる。
「名盤の陰にトミフあり」などと言われたこともある。

名盤中の名盤は、テナー・サックス奏者ソリー・ロリンズの「サクソフォン・コロッサス」。
とにかく明るく楽しい。
youtubeで、アルバム1枚丸ごと聞くことができるが、最初「セント・トーマス」から5曲目の「ブルー・セヴン」まで、何度聴いても飽きることがない。

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ローランド・ハナ 品位あるジャズ・ピアノ

ローランド・ハナのジャズ・ピアノは、凜として、品がいい。
ジャズ的なリズム感と豊かな音色が溶け合い、同じ曲を何度も、いつまでも、聞いていたい気持ちになる。

彼が好きな絵は、モネの睡蓮だという。実際、アルバム「Dream」に納められた「So in love」からは、モネの睡蓮のイメージを感じることができる。

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ジョン・ピザレリ John Pizzarelli 気持ちのいいジャズ・ヴォーカル

ジョン・ピザレリの歌声は、軽く、暖かみがある。しかも、軽快にリズムを刻むギターを弾くピザレリの歌は、スイング感に溢れ、いつ聞いても気持ちがよくなる。

クール・ジャズを先頭で引っ張ったピアニスト、ジョージ・シアリングと競演したアルバムに収められた”Everything happens to me” を聞けば、ピザレリの歌声とリズム感にすぐに魅了されてしまう。

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フランソワーズ・アルディの歌声 

フランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy)は、1960年代から活動を始め、今でも一定の人気がある歌手。
歌詞を大切にして、独特の甘い歌声で歌う彼女の歌は、今でも魅力的に聞こえる。
2021年3月16に放送されたQuotidienでは、彼女のキャリアが簡単に紹介されているので、フランソワーズ・アルディがどんな歌手なのか、大まかに知ることができる。