ジェラール・ド・ネルヴァル 「10月の夜」ユーモアと皮肉 Gérard de Nerval « Les Nuits d’Octobre » humour et ironie 1/5

Nadar, Gérard de Nerval

ジェラール・ド・ネルヴァルは、しばしば、狂気と幻想の作家と言われてきた。
しかし、彼の声に耳を傾けて実際に作品を読んでみると、その場その場で話題になっていることを、面白可笑しく、時に皮肉を込めて、友だちと話すのが大好きな人間の姿が見えてくる。
ちょっと内気で、あまり大きな声ではない。やっと4,5人の友だちに聞こえるくらい。でも、調子づくと、脱線しながら、面白い話が次々に出てくる。

1852年に『イリュストラシオン』という絵入り雑誌に5回に渡って掲載された「10月の夜」は、そうしたネルヴァルの語り口をはっきりと感じさせてくれる。

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パリ 巨大メトロの建設現場

10年ほど前に大パリ計画(Le grand Paris)が発表された。現行のパリでは人口が増えすぎたので、都市を拡大する計画である。
https://fr.wikipedia.org/wiki/Grand_Paris
その大パリ計画の一環として、巨大なメトロの建設が始まっている。

2019年5月4日のFrance 2, 20Hのニュースでは、メトロ建設の現場を取材した、めったに見えることができない貴重な映像が流れていた。

https://www.francetvinfo.fr/politique/banlieues/grand-paris-express-visite-d-un-chantier-hors-norme_3428673.html

パリの4月 April in Paris

「パリの4月」は、1932年に作られた古い曲。作曲家のヴァーノン・デュークは「ニューヨークの秋」という美しい曲も書いている。

一番お薦めの演奏は、サラ・ヴォーンが歌うもの。ジミー・ジョーンズのピアノとロイ・ヘインズのドラムスのパートが優しい。そして、なんといっても、クリフォード・ブラウンのトランペット。サラとの絡みが素晴らしい。

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サン・テチエンヌ・デュ・モン教会 Église Saint Etienne-du-Mont

パリの守り神、聖ジュヌヴィエーヴ。その聖女の名前がついた聖ジュヌヴィエーヴの丘に、サン・テチエンヌ・デュ・モン教会は立っている。

この教会の最も大きな特色は、見事なジュベ(Jubé 内陣仕切り)が残っていること。ジュベの役割は、聖職者と俗信徒の席を仕切ることにあった。フランス革命以降、席の区別をなくすため、多くの教会はジュベを取り払った。

パリでは、サン・テチエンヌ・デュ・モン教会だけで、石のジュベを見ることができる。

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