詩をフランス語で味わう Savourer de la poésie en français

フランス語で詩を味わうことなどとてもできない、と思い込んでいる人が多くいるかもしれない。
しかし、実際に口の中に美しい詩句を含んでみると、自然に味覚を感じる。

例えば、ヴェルレーヌの詩句:

Les sanglots longs des violons de l’automne / blessent mon cœur / d’une langueur monotone.

最初に lo とlonの音が連続し、lが舌で上の歯茎の後ろを叩き、o とonが雨粒のように細かな響きを立てる。
次に、œの円やかな音が、cœur, langueurと心の物憂さを感じさせる。
最後に、monotoneの中に o の音が再び回帰し、3度反復する。

「秋のヴァイオリンの長いすすり泣き」「私の心を傷つける」「単調な物憂さで」といった意味がわかろうとわかるまいと、一連の詩句を口ずさんでみると、口の中で詩句の味覚を感じていることがわかる。

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