鎖国と文化の成熟 日本文化の黄金期:平安時代と江戸時代

日本が最も華やかな文化を成熟させたのは、平安時代と江戸時代だといってもいい。

その2つの時代、外国に対して国が閉ざされ、それまで吸収してきた異国の文化が国内で醸成され、日本独自の素晴らしい芸術作品が生み出された。
例えば、平安時代であれば「源氏物語」。江戸時代であれば数々の浮世絵。

自己の内に籠もることは、決して否定的な側面だけではない。
外部から取り入れるものは、しばしば表面的な受容だけされ、次に新しいもが来るとすぐに忘れさられてしまいがちになる。
しばらくの間外部からの刺激を閉ざすことで、それまで吸収してきたものをじっくりと受け取り、自分なりの表現に変形することが可能になる。
鎖国はそうした熟成期間を生み出す機会でもある。

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