可翁 黙庵 初期水墨画の始まり

日本の画家が水墨画を描くようになったのは14世紀前半、鎌倉時代後期から南北朝にかけてのことだった

鎌倉幕府は、京都に住む貴族たちの平安仏教(天台・真言)に対抗するため、宋から禅僧を積極的に招き、足利幕府も禅院を保護した。
また、各地の武将たちも、日本の禅僧を大陸に留学させ、禅を中心にした大陸の文芸と美術が数多く日本に移入された。
その結果、円覚寺を始めとする禅宗寺院が建てられ、水墨画も数多く輸入され、日本人の僧たちも水墨画を手がけるようになった。

その代表として、ここでは、可翁(かおう)と黙庵(もくあん)を見ていくことにする。

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