パリの北約50キロに位置するシャーリには、ルネサンス時代の名残を残す僧院の廃墟と礼拝堂があり、今はフランス学士院に属する博物館になっている。

僧院の廃墟。過去が甦ってきそうな気がするほど生々しい。


横に立つ礼拝堂は、美しい姿を今でも保っている。



礼拝堂の中には、ルネサンス時代にイタリア絵画をフランスに導入したイタリア人の画家フランチェスコ・プリマティッチオの素晴らし壁画が残されている。
数年前に修復されために、生き生きとした色彩が鮮やかに甦っている。




礼拝堂の向こう側には、イタリアの建築家セバスティアーノ・セルリオによると言われている石の壁があり、バラの庭園を囲っている。



博物館の中にも入ってみよう。





シャーリから歩いて行くことのできるエルムノンヴィルに、晩年のジャン・ジャック・ルソーが滞在していた。
そのために、シャーリの博物館には、ルソーに縁のある品や絵画も展示されている。
ルソーの椅子。

エルムノンヴィルにある池の風景で、ルソーや彼の保護者であるジラルダン伯爵の一家が遊ぶ風景。

ルソーの墓のあるポプラの島の風景。
