
(日本の大学などでフランス語の詩を読む場合、内容の説明に重点が置かれ、詩のもう一つの側面である言葉の音色の美しさやリズムを実際に味わうことは、あまり行われていないように思われる。
そこでここでは、詩句の音楽性にとりわけ重点を置きながら、ヴィクトル・ユゴーの « Sara la baigneuse »(水浴びをするサラ)を読んでいきたい。)
第16詩節の最初の詩句を読むと、何度も耳を打つ音があることに気づくだろう。
Ainsi se parle en princesse, こんな風に、まるで女王のように独り言を言い、
Et sans cesse そして、そして絶え間なく
Se balance avec amour, 体を揺らす、うっとりと 、
La jeune fille rieuse, その乙女は、微笑みながら、
Oublieuse 忘れて
Des promptes ailes du jour. 日中の素早い翼を。
(朗読は4分43秒から)







