ジェラール・ド・ネルヴァルの« Les Cydalises »は、フランス人でなくても、フランス語の詩の音楽性をすぐに感じ取ることのできる美しい詩である。意味はその後から自然に立ち現れてくる。ヴェルレーヌの« De la musique avant toute chose »(何よりも先に、音楽を)という言葉を、まさに実感させてくれる詩だと言っていい。
La Cydalise(シダリーズ)とは、18世紀の牧歌詩や雅宴詩(フェット・ギャラント)の伝統に由来し、優雅で愛らしい若い女性を指す名前で、複数形« Les Cydalises »を題名とするネルヴァルの詩における「シダリーズ」は、彼が青春時代をともに過ごした文学者や画家たちの仲間に加わっていた女性たちのことを指している。
ではまず« Les Cydalises »の第一詩節を、声に出して読んでみよう。
全てが6音節の詩句だが、少し注意したいのは、a/mou/reu/sesで、最後の -ses は語末の無音のeを含むため、一音節として数えず、3音節になること。また、2行目と3行目の最初の Ellesは、次に子音で始まる sont が続くため、、El/lesと2音節になること。
Où sont nos amoureuses?
Elles sont au tombeau.
Elles sont plus heureuses,
Dans un séjour plus beau !











