ジェラール・ド・ネルヴァル 「10月の夜」ユーモアと皮肉 Gérard de Nerval « Les Nuits d’Octobre » humour et ironie 5/5

『イリュストラシオン』誌1852年11月11日に発表された「10月の夜」の連載5回目の記事。(最終回)

モーでメリノの髪の女性の出し物を見、その影響で変な夢を見た後、語り手は再びその出し物について語る。
その過程で、彼が語ることが実際にあったのか、それともなかったのかといったこと等、言葉と現実の関係について考察しながら、面白可笑しく体験談を綴っていく。

ネルヴァルの想定していた読者は、同じ話題を共有し、ツーカーで話が通じる人々。そのために、21世紀の日本の読者には馴染みのないことも多く出てくる。従って、たくさんの注をつける必要が出てくるが、ネルヴァルの語りの面白さ(ユーモアと皮肉)を感じるためには、知らないことは知らないこととして、彼の語りについていくのが一番。

イタリアの芸人の言葉に対するチェックは、音に対するネルヴァルの繊細さを示す。
監獄の牢番と彼の妻、モーからクレピ・アン・ヴァロワへ向かう時に彼を連行する警官たち、クレピの市長。彼等と語り手の言葉のやり取りは、エスプリに飛んでいる。
最後に、レアリズムに関する批判的な言葉が付け加えられる。

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猫の詩人 シャルル・ボードレール Charles Baudelaire, poète des chats その3 「猫たち」 Les Chats

Eugène Delacroix, Tête de chat

『悪の華(Les Fleurs du mal)』の中に収録された猫を歌った3つの詩の中で、「猫たち(Les Chats)」だけが複数形の題名になっている。
その理由を考えることは、この詩の原理を理解することにつながる。

この詩は、1847年に、『猫のトロ(Le Chat Trott)』というシャンフルリーの小説の中で引用された。
その作品の中で、ボードレールは、とても猫好きな男として描かれている。道にいる猫を手に取ったり、猫が店番している店の中に入っていったり、猫を撫でたり、じっと見つめたりする。
この詩「猫たち」をシャンフルリーがトロに聞かせると、トロは飼い主の女性のところを離れ、ボードレールの膝の上に飛び乗り、詩人を褒めた。そんなエピソードが綴られている。

猫のトロを喜ばせる詩とは、どんな詩だろう。

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ウイングスーツで空を飛ぶ! Les Soul Flyers 

2020年5月31日のTF1の20hニュースでは、自宅待機から解除された人たちが徐々に自由を取り戻すニュースの一つとして、Les Soul Flyersを紹介していた。彼等は、人間が羽根を付けて空を飛ぶ夢を叶えたウイングスーツを自由に操って空を滑空する。見ているだけで楽しい。(Youtube限定公開ビデオ)

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猫の詩人 シャルル・ボードレール  Charles Baudelaire, poète des chats その2 「猫」 Le Chat

『悪の華(Les Fleurs du mal)』の51番目に置かれた「猫(Le Chat)」は、愛人だったマリー・ドブランのご機嫌をとるため、ボードレールが彼女の猫を歌った詩だと考えられている。

全体は2つの部分からなり、第1部は6つの四行詩、第2部は4つの四行詩で構成される。
全ての詩句は8音節で、韻は、抱擁韻(ABBA)。非常に軽快で、心地良い詩句が続く。

ボードレールはこの詩の中で、猫の魅力を最大限に歌う。

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猫の詩人 シャルル・ボードレール  Charles Baudelaire, poète des chats その1 「猫」 Le Chat

シャルル・ボードレールは生前に「猫の詩人」と呼ばれたこともあり、『悪の華(Les Fleurs du mal)』の中には、猫という題名を持つ詩が3編収録されている。
また、散文詩集『パリの憂鬱(Le Spleen de Paris)』に収められた「時計(L’Horloge)」でも、猫が歌われている。
「犬と香水瓶(Le Chien et le flacon)」での犬はかなり手荒く扱われているので、ボードレールの好みは猫に偏っていたらしい。

『悪の華』の34番目に出てくる「猫(Le Chat)」は、2つの四行詩と2つの三行詩からなるソネット。
音節の数は、10音節と8音節が交互に続く、かなり珍しい形。

       Le Chat

Viens, mon beau chat, sur mon cœur amoureux;
Retiens les griffes de ta patte,
Et laisse-moi plonger dans tes beaux yeux,
Mêlés de métal et d’agate.

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プラスチックのリサイクル Recyclage infini du plastique

これまでプラスチックはリサイクルが難しく、地球環境を汚染する物質と考えられてきた。
TF 1の20時のニュース(2020年5月30日)で、再利用するための画期的な方法が開発されつつあるという紹介がされている。

https://www.tf1.fr/tf1/jt-we/videos/le-recyclage-a-linfini-des-dechets-plastiques-72556464.html

Chaque Français génère 66 kg de déchets plastiques tous les ans.
Une quantité qui pourrait augmenter tant cette matière autrefois décriée a été plébiscitée ces derniers temps pour des raisons sanitaires.
Des start-ups françaises ont peut-être trouvé la solution. Jusqu’à présent, le recyclage du plastique était limité, il pourrait devenir infini.

パスカル 考える葦 Pascal Roseau pensant その2 

「人間は考える葦である。」や「クレオパトラの鼻がもっと低かったら、世界の歴史も変わっていたであろう。」という言葉を通して、日本でもよく知られているブレーズ・パスカル。
彼の考えたことを少しでも理解したいと思い、『パンセ(Pensées)』を読んでも、なかなか難しい。

『パンセ』が、キリスト教信仰のために書かれたものだというのが、大きな理由かもしれない。
神のいない人間の悲惨(Misère de l’homme sans Dieu)
神と共にいる人間の至福(Félicité de l’homme avec Dieu)
そう言われても、キリスト教の信者でなければ、実感はわかないだろう。

想像力(imagination)や好奇心(curiosité)は人を過ちに導くという考えは、現代の価値観とは違っている。

パスカルと同じ17世紀の思想家デカルトと、「考える(penser)」ことに価値を置く点では共通している。
https://bohemegalante.com/2020/05/15/pascal-pensees-roseau-pensant/
しかし、パスカルには、デカルトの考え方は許せないらしい。デカルトは役に立たず(inutile)、不確かだ(incertain)と断定する。(B. 78)
その理由は、理性(raison)について価値判断の違いから来ているようだ。

こうしたことを頭に置きながら、パスカルの書き残した断片を読んでみよう。

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