
先日、知り合いから、「乾杯(かんぱい)は、実は完敗(かんぱい)で、GHQから日本に押しつけられたのを知っていますか」と尋ねられた。
GHQというのは、1945年8月から1952年4月まで、日本を占領し、統治にあたった連合国軍最高司令官総司令部General Headquartersのこと。
もちろんそんなことは知らないし、もしそれが本当だとすると、乾杯の習慣は戦後に始まったことになる。そこで少し調べてみると、乾杯のシーンが描かれているアサヒビールのポスターが見つかった。大正から昭和初期に作られたレトロなポスターだ。
そうしたことを知ると、乾杯が日本でいつから始まったのか、つい調べてみたくなる。自分が当たり前だと思い、何も考えずにいたことにも、それなりの歴史があり、「知らない自分」がいることを発見するのは、それなりに楽しいものだ。
そのついでに、「万歳(ばんざい)」についても調べてみることにした。そして、どちらも、日本で習慣化されたのは明治時代になってからだと知ると、現代の日本の「当たり前」の中には明治時代に始まったものが結構あり、江戸時代までの当たり前ではなかったらしいことがわかってきて、「へーっ」と思ったりする。
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