
(日本の大学などでフランス語の詩を読む場合、内容の説明に重点が置かれ、詩のもう一つの側面である言葉の音色の美しさやリズムを実際に味わうことは、あまり行われていないように思われる。
そこでここでは、詩句の音楽性にとりわけ重点を置きながら、ヴィクトル・ユゴーの « Sara la baigneuse »(水浴びをするサラ)を読んでいきたい。)
第五詩節では、7/3/7という基本的なリズムは保たれながらも、7音節の詩句の内部にさらに短い区切れ(césure)が入り、リズムの急速な高まりが感じられる。
Reste ici caché : demeure ! ここに隠れていろ、じっとして!
Dans une heure, 一時間もすれば、
D’un œil ardent / tu verras 熱い眼差しで、お前は見ることになる、
Sortir du bain / l’ingénue, 水浴びから上がってくる無垢な乙女を、
Toute nue, 一糸纏わぬ全裸で、
Croisant ses mains sur ses bras. 両手を胸の前で交差し、腕を抱く姿を。
(朗読は46秒から)










