フランス語 はじめの一歩

フランス語を勉強してみたい人、あるいは、もう一度勉強を再開したい人のために、フランス語学習の効果的な方法を考えてみたい。

原則は以下の3つ。

(1)外国語習得の理想は、母語の習得と同じ状況。
(2)文法の2つの側面。
(3)異文化へのアプローチ。

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エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングのデュエット「エラとルイ」 のんびりとジャズ・ヴォーカルを聴く 

ジャズには色々な側面がある。
そんな中で、1956年に発表されたアルバム「エラとルイ」は、エラ・フィッツジェラルドの美しい歌声と、ルイ・アームストロング(サッチモ)のしわがれた声+輝かしいトランペットの音が心地よく調和し、いつ聞いても気持ちがリラックスする。

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藤田嗣治 平和の聖母礼拝堂 Tsugouharu Fujita La Chapelle Notre-Dame-de-la-Paix 

藤田嗣治は、20世紀の初頭のモディリアーニやユトリロを代表とするエコール・ド・パリに属し、フランスで活動し認められた唯一の日本人画家といってもいいだろう。
その藤田嗣治が全てを任されて建造したロマネスク様式の礼拝堂La Chapelle Notre-Dame-de-la-Paix(平和の聖母礼拝堂)が、パリから電車で約50分ほどに位置するランス市にある。

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フランス語講座 ニュースのフランス語 沖縄 長寿の島 Okinawa, l’île aux centenaires

沖縄では100歳以上の人達(les centenaires)が元気で暮らしているというニュースが、2020年2月20日のFrance 2, 20 hで流れていた。

その秘訣を知ることで、健康に生きるための、従うべきモデル(modèle à suivre)を紹介している。

Japon : Okinawa, l’île aux centenaires

https://www.francetvinfo.fr/monde/japon/japon-okinawa-l-ile-aux-centenaires_3834513.html

France 2 part à la découverte d’Okinawa, un archipel au sud du Japon réputé pour ses nombreux centenaires.

un archipel:群島
réputé pour :・・・で有名

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アルチュール・ランボー博物館 Musée Arthur Rimbaud à Charlevilles-Mézières

パリから電車で約2時間のところに、ランボーの故郷シャルルヴィルがある。
現在はシャルルヴィル=メジエール市。
電車を降りると、詩人の胸像がすぐに見えてくる。

ポール・ヴェルレーヌとのスキャンダルもあり、生前や死の直後はシャルルヴィルの恥だと考えられていた「呪われた詩人」が、今ではフランス最高の詩人の一人として、市の誇りなのだ。

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フランス語の冠詞 les articles du français

フランス語の冠詞は、二つの基準を導入して考えると、理解しやすい。

1)限定する名詞が数えられるか(可算名詞)、数えられないか(不可算名詞)
2)全部を指すのか、一部を指すのか。

数えられる名詞の場合 :定冠詞/不定冠詞
数えられない名詞の場合:(定冠詞)/部分冠詞

全部を指す場合、定冠詞。
部分を出す場合、不定冠詞/部分冠詞。

1)加算名詞2)不可算名詞
全部定冠詞(定冠詞)
一部不定冠詞部分冠詞
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フランス語講座 ネルヴァル 「オーレリア」 Gérard de Nerval « Aurélia »

ネルヴァルは、「オーレリア」の冒頭で、夢の世界を、象牙あるいは角の扉によって現実世界から隔てられたもう一つの世界として描き出している。
闇の中で新しい光に照らされて浮かび上がるその世界は、劇場の舞台の上で芝居が始まる時のようでもある。

日本語に訳すのではなく、フランス語を前から辿っていくと、ネルヴァルの描く映像が目の前に展開するような印象を受ける。

  Le Rêve est une seconde vie. Je n’ai pu percer sans frémir ces portes d’ivoire ou de corne qui nous séparent du monde invisible. Les premiers instants du sommeil sont l’image de la mort ; un engourdissement nébuleux saisit notre pensée, et nous ne pouvons déterminer l’instant précis où le moi, sous une autre forme, continue l’œuvre de l’existence. C’est un souterrain vague qui s’éclaire peu à peu, et où se dégagent de l’ombre et de la nuit les pâles figures gravement immobiles qui habitent le séjour des limbes. Puis le tableau se forme, une clarté nouvelle illumine et fait jouer ces apparitions bizarres : – le monde des Esprits s’ouvre pour nous.

朗読
http://www.litteratureaudio.net/mp3/Gerard_de_Nerval_-_Aurelia_Partie_1.mp3

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