フランス語講座 シャルル・ノディエ 「1時あるいは幻影」 Charles Nodier « Une Heure ou la Vision » 1/4

19世紀前半の作家シャルル・ノディエの短編小説「1時あるいは幻影」(Une Heure ou la Vision)をフランス語で読み、語学力、読解力のアップを目指すための講座。

フランス語力向上のコツは、
フランス語の語順のまま、意味のブロック毎に前から理解すること。

ぼくは苦々しい思いに満ちた心を抱いていた。

J’avais le cœur plein d’amertume.

1)日本語では、動詞は文の最後に置かれることが多い。
フランス語では、主語と動詞が強く結び付いているために、主語のすぐ後ろに置かれる。

ぼくは・・・抱いていた。
J’avais …

2)形容される語と形容する語の関係は、日本語とフランス語で逆。
日本語では、形容する語が前に置かれ、最後に形容される語が置かれる。
フランス語では、形容される語が前で、形容詞や関係代名詞の文は後ろに続く。

苦々しい思いに満ちた/心
le cœur / plein d’amertume

フランス語の語順のまま理解することは、耳から聞こえてきたフランス語をそのまま理解することにもつながる。

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