
パブロ・カザルスは、バッハの「無伴奏チェロ組曲」の再評価に貢献した、20世紀最高のチェリスト。
日本のwikipediaに書かれている記述によると、有名な指揮者のフルトヴェングラーが、「パブロ・カザルスの音楽を聴いたことのない人は、弦楽器をどうやって鳴らすかを知らない人である」と言ったという。
1936年に録音された「無伴奏チェロ組曲」の全曲版。
アンナー・ビルスマによる古楽器(バロック・チェロ)の演奏と聞き比べるのも、興味深い。
深みがあり、高い芸術性を感じさせるカザルスと、バッハの時代のチェロの響きを再現するピルスマ。どちらも素晴らしい。