ジャズには色々な側面がある。
そんな中で、1956年に発表されたアルバム「エラとルイ」は、エラ・フィッツジェラルドの美しい歌声と、ルイ・アームストロング(サッチモ)のしわがれた声+輝かしいトランペットの音が心地よく調和し、いつ聞いても気持ちがリラックスする。
エラとサッチモのバックは、オスカー・ピーターソン(p)、レイ・ブラウン(b)、バディ・リッチ(ds)という、これまた最高のメンバー。
二人のヴォーカルを軽快に支えて、気持ちがいい。
曲は全てスタンダードで、どこかで聞いてことがあるものばかり。
- Can’t We Be Friends? お友達になれない?
- Isn’t This a Lovely Day? イズント・ジス・ア・ラヴリー・デイ
- Moonlight in Vermont ヴァーモントの月
- They Can’t Take That Away from Me 誰も奪えぬこの思い
- Under a Blanket of Blue 青空の下で
- Tenderly テンダリー
- A Foggy Day 霧深き日
- Stars Fell on Alabama アラバマに星落ちて
- Cheek to Cheek チーク・トゥ・チーク
- The Nearness of You あなたのそばに
- April in Paris エイプリル・イン・パリ
6曲目のTenderlyの最後、エラがサッチモの声を真似て、少ししわがれ声で曲を締めくくっているのが微笑ましい。
二人の歌で占められる約50分の間、外の世界の喧噪や心の中のモヤモヤを忘れ、穏やかでのんびりとした「今・ここ」が出現する。
二人のデュエットに関しては、次のサイトが詳しい。
https://www.udiscovermusic.jp/stories/ella-and-louis-cheek-cheek
>1856年に発表されたアルバム「エラとルイ」は
そんなに古いんですか?1956じゃなくて?
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ミスのご指摘ありがとうございます。
もちろん、1956年です。本文を訂正するようにします。
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