オリンピックに関する日本の状況を伝えるフランスのメディア

オリンピックの開催を前にして、今の日本の状況をフランスのメディアがどのように伝えるのか、とても興味深い。
2021年5月20日のQuotidienでは、オリンピック反対の立場の人々の動きを中心に伝えている。

Japon : à 2 mois des JO et face à la crise sanitaire, la colère monte

Alors que les Jeux Olympiques doivent débuter dans deux mois, le Japon, pays hôte, est frappé de plein fouet par la quatrième vague de l’épidémie de Covid-19.

Problème : le pays est très à la traîne sur le front de la vaccination. 
Seul 1% de la population est aujourd’hui vacciné et plus de 5000 nouveaux cas sont déclarés chaque jour.

Face à la situation sanitaire du pays, les athlètes internationaux s’inquiètent. Une pétition réunissant déjà 375 000 signatures réclame d’ailleurs l’annulation des Jeux Olympiques.

現代的情報発信と問題解決の困難さ イスラエルとパレスチナの戦闘

2021年の4月からパレスチナとイスラエル間の戦闘が激しさを増し、5月には双方が爆撃する映像が日本でも流れている。

現代では大手マスコミのニュース以上に、個人的な発信が重要な意味を持ち始めていることが、別の視点から見えてくる。例えば、Tiktokを使った情報発信。
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ギュスターブ・フロベール生誕200年

2021年は、1821年生まれのギュスターヴ・フロベールにとって、生誕200年に当たる。
Quotidienで、フロベールや彼に関する出版物が紹介された。フロベールがフランスでどのように受容されているか知るにはいい機会になる。

個人的には、同じ年に生まれたボードレールと関連付けて欲しいような気もする。

Gustave Flaubert et le bovarysme

Cette année, on fête le bicentenaire de la naissance de Gustave Flaubert.
À cette occasion paraissent un album Pléiade sur l’auteur et « Le Monde selon Flaubert », de l’historien Michel Winock.
Deux moyens idéaux de mieux appréhender cet écrivain majeur du XIXème siècle. 

ナポレオンの死後200年 歴史が政治と関係を持ち続ける国フランス

2021年はナポレオンの死後200年の年。フランスでは、200年を祝うのかどうかが政治問題化している。
日本では、歴史上の人物をどのように扱うのかで政治問題にすることはない。
そうしたことが、日本とフランスの文化の違いを垣間見させてくれる。

Bicentenaire de Napoléon : le numéro d’équilibriste d’Emmanuel Macron

Cette semaine, on célèbre le bicentenaire de la mort de Napoléon. Mercredi, Emmanuel Macron se rendra à l’Institut de France pour participer aux commémorations. 
C’est la première fois depuis Georges Pompidou qu’un président de la République va assister à ces célébrations. 
Et ça embarrasse les membres du gouvernement. 

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ピエール・エルメ お菓子作りへの情熱を語る

日本では、マカロンで有名なピエール・エルメの写真を見ることはあっても、話をするところを見る機会はあまり多くない。フランス語がわかってもわからなくても、お菓子作りに興味のある人には興味深い映像。

Amour de la pâtisserie

Pierre Hermé, pâtissier le plus célèbre du monde et Jean-François Piège, doublement étoilé au guide Michelin, comptent parmi les plus grands professionnels de la gastronomie française. 

Tous deux membres du jury du « Meilleur Pâtissier » sur M6 en compagnie de Cyril Lignac, ils sont sur le plateau de Quotidien pour nous parler de la situation des restaurants, de la réouverture prochaine des terrasses, mais aussi et surtout de pâtisserie et de gourmandise.

ピエール・エルメとジャン・フランソワ・ピエージュが審査員をするのは、お菓子作りのコンテスト番組 Le meilleur patissier。
https://www.6play.fr/le-meilleur-patissier-a-vos-fourneaux-p_15009

Hokkaido : le paradis blanc du Japon 北海道:日本の白いパラダイス

2021年4月15日に放送されたTF1の20時のニュースの中で、雪の北海道が紹介されていた。

” Hokkaido : le paradis blanc du Japon “という題も含め、とても美しい映像を見ることができる。
これを見たフランス人は、きっと” Hokkaidou “という名前に夢を抱くだろう。

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パリはゴミまみれ?

パリの町を歩くと、あちらこちらにゴミが溢れているのを眼にして驚くことがある。眼を下に向けていたら、とても美の都などとはいえない。

そんなパリの一面が垣間見える映像。

こうした映像は、パリに対する失望よりも、パリを美の都市にしている文化の価値を再認識させてくれる。

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ボードレール 2021年4月9日 200歳の誕生日

2021年4月9日はシャルル・ボードレールの200歳の誕生日。
1821年4月9日にパリで生まれたボードレールは、1867年8月21日パリで死んだ。しかし、彼の詩は21世紀になってもフランスで最も読まれている詩人でもあり、現在の美意識にも大きな影響を及ぼし続けている。

古典的な美が均整と調和をベースとし、いつの時代に誰が見ても美しいと感じるとしたら、ボードレールが生み出した「モデルニテ」の美は、モードであり、時代とともに変化し、前の時代には醜いものと見なされていたかもしれず、次の時代には時代遅れと感じられるかもしれない。

しかも、モデルニテの美は、それ自体を説明する原理を含んでいる。自己表現しながら、自己批評する。完成品であると同時に、パフォーマンスでもある。

現在ネット上で大量に流されている映像は、しばらく前にはとても美の基準には入らないものだった。むしろ、醜いと見なされたもの。それが、それまでの美とは違う新たな美として自己主張を始め、美として受け入れられる。
そうした美の源流にあるのが、ボードレールの美学だといえる。

2021年4月9日のQuotidienでは、アンブル・シャリュモーのプレゼンテーションがあり、次にフランスの文学研究者として一般にもよく知られた学者アントワーヌ・コンパニョンのインタヴューが放送された。

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星の王子さま フランスでの出版から75年

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの『星の王子さま』がアメリカで最初に出版されたのは、第2次世界大戦がまだ続く1943年。その後、1946年4月6日にフランスでも出版された。

2021年4月6日放送のQuotidienでは、ちょうど出版後75年ということで、『星の王子さま』の人気の秘密が簡単に紹介されている。

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スエズ運河の歴史 大型コンテナ船の座礁を通して振り返る

アジアとヨーロッパを結ぶ海上交通の要衝、エジプトのスエズ運河で大型のコンテナ船が座礁し、運河が通行不能になっている。
この事故が世界経済にもたらす被害も甚大だが、それと同時に、スエズ運河の歴史を振り返っておくことも興味深い。

Canal de Suez : un porte-conteneurs échoué provoque un gigantesque embouteillage.

Depuis ce matin (24 mars 2021), un porte-conteneurs taïwanais est coincé en travers du canal de Suez, en Egypte et provoque un gigantesque embouteillage sur cette autoroute maritime particulièrement fréquentée.