ラヌラグ公園 マルモッタン美術館に向かう道

モネの「印象、日の出」を見るために、マルモッタン美術館に行く人は多い。

印象派の出発点となったと言われるその絵。本物を見る価値はもちろんある。

それと同時に、メトロのラ・ミュエット駅から美術館まで行く間に通るラヌラグ公園の美しさにも目を止めたい。

最初に目に入る像は、17世紀にイソップの寓話をフランス語で語り直したラ・フォンテーヌ。その寓話に出てくるキツネとカラスが彼の前にいる。

春には桜も咲き、とても気持ちがいい。

ちなみに、マルモッタン美術館へは、「画家達のオリエント 夢から光へ」という展示を見るために行きました。そこで二枚の素晴らしい絵画に出会いました。

シャセリオは、古典派のアングルとロマン主義のドラクロワの中間に位置する画家ですが、常に魅力的な女性像を描きます。「モロッコの踊り子」も魅力的でした。

Théodore Chassériau, Danseuse marocaine

もう一枚、まったく知らなかった画家の素晴らしい絵画がありました。女性が纏う服の透明感は、残念ながら写真では感じることができません。本物の前に立つと、本当にうっとりしてしまいます。

Charles Zacharie Landelle, La Juive de Tanger

ラヌラグ公園 マルモッタン美術館に向かう道」への3件のフィードバック

  1. K.I 2019-03-10 / 08:31

    こんにちは。
    先日私もマルモッタン美術館へ向かう道中、ご紹介されている公園を通りました。
    あいにくの曇り空でしたが、桜が既に咲いていてなんだか嬉しい気持ちになったことを覚えています。
    素敵な滞在になることを願っています。

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    • bou hii 2019-03-11 / 13:16

      コメント、ありがとうございます。
      今回は、”L’Orient des peintres. Du rêve à la lumière”という展示のためにマルモッタン美術館に行ってきました。
      オリエンタリズムからパウル・クレーのような抽象絵画に続く流れが追ってあり、大変に興味深いものでした。
      https://www.marmottan.fr
      カタログなどで見ると、楽しいかもしれません。

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      • K.I 2019-03-13 / 18:37

        ご返信ありがとうございます。
        今は特別展があるのですね。残念ながら、私が行った時はちょうど展示前でした。
        先生のおかげで美術館が随分と楽しく観ることができるようになったと感じますが、先生レベルの知識があればもっと深く楽しむことができるのだろうなと思います。少し前に掲示板にて先生の新しい取り組みを知りました。後輩が羨ましいです。
        教えてくださりありがとうございました。

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