
パリの守り神、聖ジュヌヴィエーヴ。その聖女の名前がついた聖ジュヌヴィエーヴの丘に、サン・テチエンヌ・デュ・モン教会は立っている。
この教会の最も大きな特色は、見事なジュベ(Jubé 内陣仕切り)が残っていること。ジュベの役割は、聖職者と俗信徒の席を仕切ることにあった。フランス革命以降、席の区別をなくすため、多くの教会はジュベを取り払った。

パリでは、サン・テチエンヌ・デュ・モン教会だけで、石のジュベを見ることができる。


この教会には、17世紀のフランス文学・哲学を代表する二人の人物が葬られている。ジャン・ラシーヌとブレーズ・パスカル。


黄金に輝く聖ジュヌヴィエーヴの祭壇や聖遺物箱も、他の教会では見ることができないものである。


教会建築そのものだけではなく、ステンドグラス、彫刻、絵画、パイプオルガン等、どれも歴史の香りを感じさせてくれる。









https://fr.wikipedia.org/wiki/Église_Saint-Étienne-du-Mont_de_Paris