ChatGPTを賢くする

ChatGPTに、「鴨長明は誰」という質問をしたら、”平安時代初期”の人間で、”清少納言の夫”という回答が出てきた。
そこで間違いを指摘したのだが、なかなか訂正できない。

こうして間違いを指摘すればするほど、さらに別の間違いが出てきた。

まだまだ正しい情報が出て来ない。仕方がないので、wikipediaに記載されている情報を入力してみた。

こんな状態で一日おき、もう一度「鴨長明は誰ですか」という質問をすると、次の答えが出てきた。

これで誤りはなくなったが、wikipediaの記述と比較しても、かなり貧弱なものに留まっている。


この結果を見ると、ChatGPTがものすごく優秀だという分野は限られていて、出力される情報の質が確保されているとは限らないことがわかる。
逆に言えば、どのように使うかが重要であって、出力された情報に関しては、ChatGPTとチャットするこちら側、つまり私たち一人一人のリテラシーが問われることになる。
何も知らなければ、「清少納言の夫」を信じてしまう。

ChatGPTのデータ収集は、インターネット上に公開されている大量のテキストデータ — ウェブページ、書籍、ニュース記事、雑誌、論文、ウィキペディアなど — だどされているが、上の結果を見ると、日本語でのデータの質と量に問題であることは確かだろう。

少なくとも、私には、記述の間違いを指摘することはできても、鴨長明に関して、ChatGPTを賢くすることはできなかった。

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