パリの4月 April in Paris

「パリの4月」は、1932年に作られた古い曲。作曲家のヴァーノン・デュークは「ニューヨークの秋」という美しい曲も書いている。

一番お薦めの演奏は、サラ・ヴォーンが歌うもの。ジミー・ジョーンズのピアノとロイ・ヘインズのドラムスのパートが優しい。そして、なんといっても、クリフォード・ブラウンのトランペット。サラとの絡みが素晴らしい。

April in paris, chestnuts in blossom
Holiday tables under the trees
April in paris, this is a feeling
That no one can ever reprise
I never knew the charm of spring
I never met it face to face
I never new my heart could sing
I never missed a warm embrace
Till april in paris
Whom can I run to
What have you done to my heart

http://www.metrolyrics.com/april-in-paris-lyrics-sarah-vaughan.html

チャーリー・パーカーがストリングスをバックにした演奏は、パーカーのアルト・サックスが自由にメロディーを紡ぎ出していく様子が楽しい。

カウント・べーシーのオーケストラで聞くと、メロディー・ラインから離れ自由に遊ぶ、ジャズの楽しさを堪能できる。

べーシーの陽気なビッグ・バンド演奏に対して、ビル・エヴァンスのソロ・ピアノを聞くと、ジャズが芸術になったことを痛感させられる。音楽に気持ちよく身を任せるだけではなく、じっくりと聞き込まないといけないと思わせ、それだけの何かがあるといった演奏。


エヴァンスが少しやりすぎだと感じるときには、曲のよさ自体をじっくりと聞かせてくれるエラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングの歌がぴったりする。サッチモのトランペットは、いつものように優しい。

イギリスの女性トランペット奏者、アリソン・バルサムを中心にした、色彩に富んだオーケストラの演奏。様々な楽器が明るいパリの4月を描いている。

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