ニューヨークの秋 Autumn in New York

「ニューヨークの秋」は、ヴァーノン・デュークが1934年に作詞作曲し、ミュージカル« Thumbs up »の劇中歌として使われた。
その後、1949年にフランク・シナトラが歌ってヒットした。

いかにも秋を感じさせる曲で、多くのジャズマンが取り上げている。面白いのは、誰が取り上げてもあまり原曲のイメージを壊すことがなく、その分、歌や演奏自体の特徴がよくわかること。

シナトラの歌は、オーケストラをバックに、ゆったりとしている。ジャズというよりもポップス的な感じが強い。

Autumn in New York
Why does it seem so exciting (inviting)
Autumn in New York
It spells the thrill of first-knighting

Shimmering clouds – glimmering crowds (glittering crowds and shimmering clouds)
In canyons of steel
They’re making me feel – I’m home

It’s autumn in New York
That brings a (the) promise of new love
Autumn in New York
Is often mingled with pain

Dreamers with empty hands
(They) All sigh for exotic lands

(But) It’s autumn in New York
It’s good to live it again

This autumn in New York
Transforms the slums into Mayfair
Autumn in New York
You’ll need no castles in Spain

Lovers that bless the dark
On benches in Central Park

https://genius.com/Frank-sinatra-autumn-in-new-york-lyrics

ハスキーな歌声のために”ニューヨークのため息”と呼ばれることもあるヘレン・メリル。彼女の歌う「ニューヨークの秋」だと、冬に近い秋の暮れという感じがする。

ハードバップというわりに激しいジャズ演奏の時代にあって、抒情的なトランペットを吹いていたケニー・ドーハム。原曲を離れて、即興で吹いていくインプロヴィゼーションの部分でも、彼らしく、優しく穏やかなタッチ。

ケニー・バレルのギターは、原曲のメロディーを大切にしながら、インプロヴィゼーションの部分で、明るい躍動感を感じさせる。

バッド・パウエルは、最初からパウエル節。独特のリズム感で、ピアノが打楽器的に、鼓動を打つ。

同じピアノでも、パウエルとは同じ楽器とは思えないほど、クールに音を綴っていくのは、ジョージ・シアリング。エネルギーよりも、滑らかさが際立つ。

数多くある演奏の中で、一番心に滲みるのは、やはりビリー・ホリデーの歌うもの。彼女を超えるジャズ歌手がいるだろうか。

もう少しだけ明るくこの曲を聴きたい時には、ルイ・アームストロングとエラ・フィッツジェラルドのデュエット。
エラは美しい歌声でしっとりと歌い、サッチモは例のダミ声で無限の優しさを感じさせる。そしてブリリアントなトランペット。穏やかな時間が流れる。

最後は、サラ・ヴォーンの歌を聴きながら、ニューヨークの秋の美しい映像を楽しみたい。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中