
物に固有の色はない。
印象派の目は、物に光が当たる波長で色彩感覚が変化することを見抜いた。
印象派の画家達の目は光を捉え、彼等の筆は光を描いた。
ルノワールの「ぶらんこ」の中心は、ぶらんこに乗る少女や彼を取り巻く3人の人物ではなく、彼等の服や地面一面に当たる光の形に他ならない。
その光によって、物の色彩も変化する。例えば、後ろを向いた男性の服はブルーと思われるが、光が当たる部分は白に近い。
私たちは物の色を概念的に見ている。例えば、この服はブルー、というように。しかし、実際には、光によって色が変わる。
ルノワールの絵画は、画家の目に見えるままを描いているのだ。
こうした印象派的な目を持つと、世界はこんな風に見えてくる。
CHMのカメラ・アイ













光を捉える目を持つことで、光と闇の絵画に対する感受性も強くなるだろう。
ジョルジュ・ド・ラ・トールの世界



美しいですね。圧倒されます。
生涯に一度は行ってみたいです。
(=^・^=)
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