What is this thing called Love? 恋とは何でしょう

What is this thing called Love ?(Loveって呼ばれてる、これって何?)は、1929年、ミュージカル『ウェイク・アップ・アンド・ドリーム』のためにコール・ポーターによって作曲された曲。
1929年は昭和4年。それから90年以上経った今でも、ジャズのスタンダードとして演奏され続けている。

メロディ・ガルドーが2021年に出したSunset in the Blueのデラックス・エディションに収められたWhat is this thing called Love。原曲の雰囲気を保ちながら、しかし 現代の曲になっている。

What Is This Thing Called Love 

What is this thing
Called love
This funny thing
Called love
Just who can solve its mystery
Why should it make
A fool of me?

I saw you there
One wonderful day
You took my heart
And threw it away
That’s why I ask the lord
In heaven above
What is this thing called love?

もっとオーソドックスなヴォーカル曲だと、代表はやはりエラ・フィッツジェラルドのもの。曲そのもののよさを十分に引き出し、エラの歌声が心地よく耳に響く。

フランスのベース奏者アンリ・テクシエのWhat is this thing called Loveは、原曲からかなり離れ、サックス、ベース、ドラムスなど、楽器の演奏そのものにスポットがあたっている。

様々なピアニストもWhat is this thing called Loveを取り上げているが、レッド・ガーランドの演奏は、屈託がなく、とても気持ちがよく、自然に心が軽くなる。

ナット・キング・コールのピアノが軽々に響く、とても楽しい演奏。

クリフォード・ブラウンのトランペットが朗々と響く演奏は、ハードバップの呼ばれる時期のジャズの代表。原曲のコード進行を分解しながらもメロディアスなアドリブを行い、ほとばしるエネルギーに溢れた演奏を聴かせてくれる。

テナーサックスの深みのある音の響きを堪能できるのが、スコツト・ハミルトンの演奏。

ミュージシャンたちが思い思いに集まり、楽譜にとらわれず即興で自由に演奏するのが、ジャムセッション。
1940年代ビバップスタイルを作り出したアルト・サックス奏者シャーリー・パーカーを中心にしたジャムセッションでの演奏。ジャズマンたちがお互いの技を競いながら、楽しそうに楽器で会話している様子が伝わってくる。

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