フランス語の冠詞 les articles du français

フランス語の冠詞は、二つの基準を導入して考えると、理解しやすい。

1)限定する名詞が数えられるか(可算名詞)、数えられないか(不可算名詞)
2)全部を指すのか、一部を指すのか。

数えられる名詞の場合 :定冠詞/不定冠詞
数えられない名詞の場合:(定冠詞)/部分冠詞

全部を指す場合、定冠詞。
部分を出す場合、不定冠詞/部分冠詞。

1)加算名詞2)不可算名詞
全部定冠詞(定冠詞)
一部不定冠詞部分冠詞

1)可算名詞

5冊の本(cinq livres)を例に取って考えてみよう。

a. 全部を指す:定冠詞

5冊全てを指す時には、定冠詞を用いる。

les livres

b. 一冊あるいは数冊の本を指す:不定冠詞

5冊の中から、どれか一冊を指す時は、単数形。

un livre

複数冊(2冊から4冊)を指す時には、複数形。

des livres

本が一冊の場合。

a. 話し手と聞き手の間で、どの本のことか共通の理解がある場合には、定冠詞。

le livre

b. 一冊という数を問題にする場合には、不定冠詞単数。

un livre

2)不可算名詞

ミルクは、一つ二つと数えることができない。従って、laitは不可算名詞(物質名詞)と見なされる。

a. ミルクという概念を示す場合:定冠詞

le lait

Ex.
Je préfère le lait au jus d’orange.

b. ある不特定の量を示す場合:部分冠詞

du lait

Ex.
Je bois du lait.

数えられる名詞の定冠詞・不定冠詞の関係と、数えられない名詞の定冠詞・部分冠詞の関係が同じと考えることもできる。

以上の原則を理解しておくと、冠詞の概念が理解できたことになる。

名詞の概念を示す冠詞の違い

1)無冠詞
livre
具体的な本ではなく、本というもの、本の概念だけを示す。
名詞の最も基本的な状態。

2)定冠詞単数
le livre
本という概念を示す。
無冠詞よりも具体性が増す。

3)定冠詞複数
les livres
livreが複数形になり、livreという無印の名詞よりも具体性が増している。
https://bohemegalante.com/2020/02/16/nom-singulier-pluriel/

4)不定冠詞単数
un livre
たくさんの本の中の一つという意味だが、どの本を取っても同じという意味で使うこともあり、具体性は持ちながら、本というものを意味することがある。

ex.
人間は死ぬものだ。

この日本語をフランス語にする場合、3つの可能性がある。

1) 不可の文:Homme est mortel. (無印の名詞のみで、このような使い方はできない。)

それに対して、以下の3つは可能。
2) L’homme est mortel. 
3) Les hommes sont mortels.
4) Un homme est mortel.

ただし、全く同じ意味ではなく、ニュアンスが多少異なる。
2)人類は死ぬべき存在。(抽象性が高い。)
3)人間は全て死ぬもの。(全ての人間をそれぞれ個体として捉え、その全ての人間はいつかは死ぬものと考える。)
4)全ての人間の中から一人を取り、どの人でもいつかは死ぬものと考える。)

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