
バルバラは、言葉を大切にして語り掛けるように歌った歌手で、« Dis, quand reviendras-tu ?» は今でもフランスで大変に人気がある。
フランス語学習という点から見ると、単純未来形が多く使われ、語尾の« r »の音が自然に耳に残るし、簡単な構文の文が続くため、単語や熟語を覚えるためにも役に立つ。
Dis, quand reviendras-tu ?
ねえ、いつ戻ってくるの?

バルバラは、言葉を大切にして語り掛けるように歌った歌手で、« Dis, quand reviendras-tu ?» は今でもフランスで大変に人気がある。
フランス語学習という点から見ると、単純未来形が多く使われ、語尾の« r »の音が自然に耳に残るし、簡単な構文の文が続くため、単語や熟語を覚えるためにも役に立つ。
Dis, quand reviendras-tu ?
ねえ、いつ戻ってくるの?
ミシェル・サルドゥーの« Je vole »は、親のもとから飛び立っていく子どもの心情を歌った曲。最初と最後は歌われ、中間は音楽に乗せた語りになっている。
2014年に公開された映画『エール(原題 La Famille Bélier)』の中では、ラストシーンで« Je vole»がルアンヌ(Louane)によっ歌われ、映画の大ヒットにつながった。
こちらで、セリフの部分が歌詞に変えられ、全て歌われている。
Je vole 飛び立ちます
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フランシス・カブレルは、都会化していないフランスの心を持ち続けているシンガー・ソングライター。親しみやすいメロディーに乗った歌詞は詩的で美しい。
« Je t’aimais, je t’aime, je t’aimerai »は、第一義的には、自分の娘への愛を歌っているのだが、それを超えて、親の愛、より広い意味での人間の愛全体を歌っている。その歌詞はとても詩的で、メロディーが美しい。
題名の中のaimerの活用が半過去、現在、単純未来で、フランス語学習者には退屈な活用が、こんな風に使われるという生きた例になる。
ジャン・ジャック・ゴルドマンは、現代フランスでもっとも好まれる作詞・作曲家・歌手。
彼は素晴らしい歌をたくさん発表しているが、1988年の« Puisque tu pars »は、その中でも最高のものの一つ。
曲の内容は、コンサートの最後になかなか別れを告げられない観客に、ゴルドマンが語り掛けるもの。別れは決して悲しく辛いだけだけではなく、別れることが、他のところで別の出会いを見出す機会でもあるという。
歌詞はとても詩的で最初はよくわからないかもしれないが、何度も何度も曲を聴くと、忘れられないものになってくる。
ここで紹介する演奏は、2002年のコンサート・ツアーUn tour ensembleのフィナーレで歌われたもので、ゴルドマンはこのツアーを最後にコンサートを行っていない。その意味でも、« Puisque tu pars »に最も相応しいヴァージョンだといえる。
Puisque tu pars 君は去っていくから
続きを読むアンジェル(Angèle)はフランス語圏で最も人気のある歌手の一人。Quotidienでの、新曲”Bruxelles je t’aime”のライブとインタヴュー。
Angèle : “Bruxelles je t’aime” en live.
Pour célébrer la sortie de son nouvel album, « Nonante-Cinq », Angèle est sur la scène de Quotidien avec son titre déjà dans toutes les têtes « Bruxelles je t’aime ».
Angèle fête le succès de “Nonante-Cinq”.
Angèle est aujourd’hui la plus grande star francophone. À 26 ans, elle sort son deuxième album, « Nonante-Cinq », sorti un peu plus tôt que prévu pour cause de Covid. Confinée chez elle alors qu’elle devait fêter son anniversaire, la chanteuse a fait la surprise à ses fans de dévoiler « Nonante-Cinq » avec une semaine d’avance. Résultat : l’album cartonne.
2019年のVictoires de la MusiqueでAlbum révélationを受賞したAngèle.
彼女がちょっとハスキーな声で歌う、物憂げなLa Thuneは、日本に紹介されれば、ヒットするかもしれない。
2020年のVictoire de la Musiqueで Album révélationを受賞したポムPommeは、2018年に日本に旅行して以来、日本が好きになり、日本語を勉強したそうです。
Youtubeには、彼女が日本語で歌う「いつでも何度でも」がアップされています。
「枯葉」は、どんなジャズマンも取り上げるスタンダード・ナンバーの一つ。
原曲は、フランスの有名な詩人ジャック・プレベールの作詞で、曲はジョゼフ・コスマ。1946年の映画「夜の門」の挿入歌として、イヴ・モンタンによって歌われた。
フランス語の「枯葉」Feuilles mortesは、かつて愛し合っていた恋人が、人生の中で静かに別れ、消え去っていくという、とてもロマンチックな歌詞を持つ。
その歌がアメリカに渡り、autumn leaves(秋の葉)になった。秋の木の葉が散り始める時、夏の日の口づけが終わったことを告げられ、寒い冬が予告されるという内容。
エディット・ピアフが英語とフランス語で歌っているヴァージョンがあるので、両方の歌詞を知るにはもってこい。