イッツ・オンリー・ア・ペーパームーン It’s only a paper moon

” It’s only a paper moon”は、1973年にアカデミー賞を受賞した映画「ペーパー・ムーン」の中で使われ、忘れられない曲になった。
もともとは、1933年に上演されたブロードウェイの芝居のためにハロルド·アーレンが作曲し、エドガー・”イップ”・ハーバーグとビリー・ロウズが歌詞をつけた曲。

人気のある曲だけに多くのジャズ演奏家が取り上げているが、最初に聞きたいのは、ナット・キング・コールがトリオで演奏したもの。
ナット・キング・コールの歌声はメロディアスで、明るく、聞く者を楽しい気分にさせてくれる。

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ナット・キング・コール Nat King Cole いつ、どこで、誰が聞いても、心安まるジャズ・ヴォーカル

ナット・キング・コールの優しい歌声はとても優しい。
無理に刺激するような歌い方をせず、一つ一つの曲を慈しむかのように、聞く人の心を包み込むように流れていく。
いつ、どこで、誰が聞いても、良い気持ちになるジャズ・ヴォーカル。

例えば、チャップリンの「モダン・タイムス」の中の曲 Smile.

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コルトレーンとハートマン John Coltrane and Johnny Hartman ゆったりとした幸福感に満ちたジャズ

「ジョン・コルトレーンとジョニー・ハートマン」に収められた6曲全てで、コルトレーンのテナー・サックスの深い響きがハートマンの歌声を優しく包み込み、1963年の発売以来すでに60年近く経っているにもかかわらず、全く古びた感じがしない。いつ聴いても、美しさが心を穏やかな音の波で包み込む。

どの曲を聴く時も、コルトレーンが・・・とか、ハートマンが・・・とか言わず、ただただ穏やかな音楽の世界に浸りたい。すると、ゆったりとした幸福感が心の中に湧き上がってくる。

They Say It’s Wonderful

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Over the rainbow 虹の彼方に

Over the rainbowは、1939年に公開されたミュージカル映画「オズの魔法使い(The Wizard of Oz)」の中でジュディー・ガーランドが歌い、その後、多くのジャズ演奏家によっても取り上げられた。
詞はエドガー・イップ・ハーバーグ、曲はハロルド・アーレン。1939年のアカデミー歌曲賞を受賞している。

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How long has this been going on ? オードリー・ヘップバーンの歌うジャズ

「パリの恋人(Funny Face)」(1957年)の中で、本屋の店員を演じるオードリー・ヘップバーンがフレッド・アステアからキスをされた後、夢見がちに歌う曲« How long has this been going on »。
「こんなことがどのくらい続いてきたの?」では歌の題名にならないので、英語のままの題名で知られている。

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チック・コリア 2018年のソロピアノ集 Chick Corea plays

チック・コリアが2018年にアメリカやヨーロッパで行ったライヴを集めた” Chick Corea plays”.
ジャズだけではなく、クラシック、ポップス、ボサノバと、様々なジャンルの間を自由に行き交い、素晴らしいピアノ演奏を繰り広げている。

チック・コリアの言葉:
「私はある種の血統の一部なのです。私がやっていることは、モンクがやったこと、ビル・エヴァンスやデューク・エリントンがやったことと似ていて、また別の音楽の時代に戻って、バッハやモーツァルト、ベートーヴェンがやったことと似ています。これらのピアニストは皆、心の底から作曲家であり、自分たちの音楽家を集めて演奏していました。その伝統の一部であることを誇りに思います。」

Mozart: Piano Sonata in F, KV332 (2nd Part – Adagio)

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いつか王子様が Someday My Prince will come ディズニー映画「白雪姫」の挿入歌をジャズで

「白雪姫(Snow White and the Seven Dwarfs )」は、1937年にディズニー・アニメーション・スタジオが作成した、世界最初の長編アニメーション映画。
1937年、つまり昭和12年に、これほどモダンで洗練されたアニメが作られたことには、驚くしかない。

「いつか王子様が(Someday My Prince will come)」は、そのアニメーションの挿入歌。

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