2019年4月15日の夕方、パリのノートルダム大聖堂が火災に遭いました。
France 2の20時のニュースのURLです。
https://www.francetvinfo.fr/replay-jt/france-2/20-heures/jt-de-20h-du-lundi-15-avril-2019_3253767.html
モンマルトルの教会と言えばサクレ・クール寺院が直ぐに頭に浮かび、サン・ピエール教会はあまり有名とは言えない。しかし、ロマネスク様式の建築部分が色濃く残っており、パリに行ったらぜひ訪れてみたい教会の一つである。

現在目にする教会は無彩色で、質素で地味な印象を与える。しかし、かつての教会は華やかな彩色が施されていた。
その過去の彩色を垣間見せてくれるのが、19世紀の半ばに建造されたサン・ウジェーヌ・サント・セシル教会。

一歩教会の内部に入ると、その美しさにはっと息を飲む。
いつも見る教会と違う感じがするのは彩色のためだと気が付くには、少し時間がかかる
パリの中心地の一つ、サン・ジェルマン・デ・プレにある教会。創建は紀元6世紀に遡る。2016年から修復が始まり、内部の総称が鮮やかに甦っている。

外部からの様子は多少ロマネスク様式の面影が残っているが、その後の改修によってゴシック建築の建造物ともいえる。

パリの守り神、聖ジュヌヴィエーヴ。その聖女の名前がついた聖ジュヌヴィエーヴの丘に、サン・テチエンヌ・デュ・モン教会は立っている。
この教会の最も大きな特色は、見事なジュベ(Jubé 内陣仕切り)が残っていること。ジュベの役割は、聖職者と俗信徒の席を仕切ることにあった。フランス革命以降、席の区別をなくすため、多くの教会はジュベを取り払った。

パリでは、サン・テチエンヌ・デュ・モン教会だけで、石のジュベを見ることができる。
パリで一つだけ教会を訪れるとしたら、ノートルダム寺院に行くことになるだろう。しかし、マドレーヌ寺院は、ノートルダム寺院を超えるほどの美しさを誇っている。

キリスト教の教会でありながら、ギリシア神殿風。外観はコリント式の円柱が立ち並び、古代ギリシア・ローマのパンテオンを思わせる、新古典主義建築の代表。
ルーブル美術館のすぐ横にあるサン・ジェルマン・ロクセロワ教会は、起源7世紀から存在していることが確認されている。

この教会の鐘の音が、1572年の聖バルテルミーの大虐殺の際に、合図になったと言われている。