フランス語の詩を読むために

3)音楽性

(1)リズム

A. Césure (区切れ)

12音節の詩句(アレクサンドラン)では、中央の6音節目で区切れ(césure)が入るのが基本。6音節の部分をhémistiche(エミスティッシュ)と呼ぶ。

一つのエミスティッシュが、ある一定の意味を形成するのが基本。

Vous-même rougiriez // de ma lâche conduite. (Racine, Bérénice
 6 // 6

あなたご自身が赤面されるかもしれません // 私の臆病な振る舞いで。

6/6のリズムを基本とし、様々な仕方でヴァリエーションを付けることで、リズムの変化を生み出す。

B. アンジャンブマン(Enjambement) 区またぎ:
区切れや行の最後で意味が簡潔せず、次の句切れ、行にまたがって語句が続く用法。

Je travaille très dur // car j’aime énormément 
Le français et surtout la poésie classique.

C.ルジェ(Rejet):
詩句の最後の言葉が次の行に送られて完結する用法。

Je travaille très dur // car j’aime énormément
Le français. Et pourtant ce n’est pas évident.

D. コントル・ルジェ(contre-rejet):
詩句の意味が最後の行の最後になる前に完結し、最後の言葉が次の文の先頭になる用法。

Je travaille très dur car ça me plaît. Et pourtant
Ce n’est pas tous les jours évident de bosser.

この項目のいくつかの例文は、youtubeのles bons profsによる。

(2)音色

アソナンス(Assonance)半諧音 : 同一母音の反復

Je ris depuis lundi.

iの反復

アリテラシオン(Allitération) 畳韻法:語頭などでの同一子音の反復

Je sais que le serpent siffle.

sの反復

アナフォール(Anaphore)首句反復 :隣り合った詩句の最初で同じ単語や単語グループを反復。

C’est l’extase langoureuse.
C’est la fatigue amoureuse,
C’est tous les frissons des bois / […].
Verlaine, « Ariettes oubliées, I »
冒頭のC’est の反復

この項目のいくつかの例文は、youtubeのles bons profsによる。

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