フランス語講座 シャルル・ノディエ 「1時あるいは幻影」 Charles Nodier « Une Heure ou la Vision » 2/4

フランス語を最も簡単に読む方法は、前から順番に理解し、決して日本語に訳そうとしないこと。

Mais j’étais obsédé de si tristes pensées, mon imagination se nourrissait de tant de funestes rêveries, que souvent, dans cet état d’exaltation involontaire, qui est familier aux âmes souffrantes, j’ai eu à repousser je ne sais combien de prestiges dont un moment de réflexion me faisait rougir. 

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フランス語講座 シャルル・ノディエ 「1時あるいは幻影」 Charles Nodier « Une Heure ou la Vision » 1/4

19世紀前半の作家シャルル・ノディエの短編小説「1時あるいは幻影」(Une Heure ou la Vision)をフランス語で読み、語学力、読解力のアップを目指すための講座。

フランス語力向上のコツは、
フランス語の語順のまま、意味のブロック毎に前から理解すること。

ぼくは苦々しい思いに満ちた心を抱いていた。

J’avais le cœur plein d’amertume.

1)日本語では、動詞は文の最後に置かれることが多い。
フランス語では、主語と動詞が強く結び付いているために、主語のすぐ後ろに置かれる。

ぼくは・・・抱いていた。
J’avais …

2)形容される語と形容する語の関係は、日本語とフランス語で逆。
日本語では、形容する語が前に置かれ、最後に形容される語が置かれる。
フランス語では、形容される語が前で、形容詞や関係代名詞の文は後ろに続く。

苦々しい思いに満ちた/心
le cœur / plein d’amertume

フランス語の語順のまま理解することは、耳から聞こえてきたフランス語をそのまま理解することにもつながる。

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動詞と名詞 概念と具体化

文を作る要素の中心は、動詞と名詞。
多くの場合、動詞は活用され、名詞には冠詞などの限定詞が加えられて、文の中で機能を果たす。
では、活用や冠詞などはどのような役割を果たしているのだろうか。

Danserという動詞の原形(活用しない形)は、踊るという意味の概念を示している。
livreという名詞は、本という概念を示している。
概念は一般的な意味であり、現実の事象を表現しているのではない。

実際の事柄に言及する場合には、動詞を活用し、名詞に冠詞などを付けて概念を具体化する必要が出てくる。

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接続法 直説法 条件法

フランス語の動詞には、直説法、条件法、接続法という3つの法がある。
それらは、動詞の活用という側面から見ると並行関係にある。しかし、表現する事柄から見ると、同列ではない。

動詞の活用に関して、形ではなく、意味について考えてみよう。

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条件法は難しい?

英語の仮定法を難しいと感じるだろうか?
もし難しいと思ったことがあるとしたら、その理由は、日本語と英語のコンセプトの違いを理解していなかったということにつきる。
もし、ifを用いた文が仮定法だと思い込んでいるようなら、全く理解していないことになる。

フランス語の条件法は、英語の仮定法と同じコンセプトに基づいているので、英語さえマスターしていれば、全く問題ない。
しかし、英語の仮定法がわかっていないとしたら、フランス語の条件法にトライする時、日本語とのコンセプトの違いを知っておく必要がある。

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接続法アレルギーを解消する

接続法は難しいと思われがちだが、概念さえわかると、何も難しいことはない。役割としては英語の不定法(to do)、日本語の体言止め(する/こと)と同じ。文の構造の中で、動詞を名詞的に取り扱うための法である。

Je ne crois pas son départ.
Je ne crois pas qu’il parte.

この例文を見ても分かる通り、son départ(彼の出発)とqu’il parte(彼が出発すること)は、文中で同じ役割をしている。

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フランス語の時制体系 その2 フランス語独自の時制:単純過去

「フランス語の時制体系 その1」で示したように、フランス語の時制体系はほぼ規則的である。
https://bohemegalante.com/2019/05/17/systeme-temps-verbe-francais-1/

その中で、唯一独特なのが単純過去であり、その単純過去との関係で、複合過去が体系を例外的に乱す時制であることが理解できる。

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フランス語の時制体系 その1

フランス語の動詞の時制は非常に体系化されていて、ほぼ例外なく規則的に理解することが可能である。
その一方で、日本人には難しいと感じられることも多い。なぜなら、日本語の動詞の時間概念と根本的に異なる点があり、概念が掴みにくいからである。

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