フランス人と文法 

フランスの子どもたちに学校で嫌いな教科は何かと質問すると、「Grammaire(文法)」という答えがよく返ってくる。
” Notre grammaire est sexy “という本の著者たちとのインタヴューの様子を見ていると、一般のフランス人がいかに文法を知らないかよくわかって、とても興味深い。

Qui a dit que la grammaire devait être compliquée, lourde, pesante ? Oui, la grammaire peut tout à fait être sexy. Laure de Chantal, agrégée de lettres, et Xavier Mauduit, historien, publient « Notre grammaire est sexy, déclaration d’amour à la langue française », le livre idéal pour oublier ses sueurs froides de l’époque des interros surprises à l’école.


Il y a の疑問形をどのように書くかという質問で、誰も自信を持って答えられないシーンがある。つまり、Y a-t-ilの書記法に自信がないし、正しく書けると大喜びする。
こうした現実を知ると、私たちがフランス語文法の授業で、Y-a-t-ilとかY-a-t’il とか書いてバツを付けられ、フランス語は難しいと思うタイプの教育法が、外国語学習として有効かどうか、疑問が湧いてくる。

司会者のヤン・バルテスは、狭い [ e ]と広い [ ɛ ]の音の識別ができないために、単純過去の j’aimaiと半過去j’aimaisの区別が耳では区別できないらしい。
そのことから、現代のフランス語では、 [ e ]と [ ɛ ]の区別をしない方向に向かっていることがわかる。

Passé simple(単純過去)については、本の著者の説明も感覚的。実際に使用できても、説明はうまくできないことのいい例といえる。

このインタヴューから、日本人とフランス人の文法に関する関わり方の違いも見えてくる。
日本では、日常会話の中で、文法について話すことはほぼない。
フランスだと、自分たちの文法知識のないことを笑い話として話したり、知っていることをとくとくと話したりすることがある。
ことばが会話の話題になることがあるかないかといったことも、日仏の文化の違いを反映している。


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