ジェラール・ド・ネルヴァルは様々な作品の中で、幼年時代を過ごしたヴァロワ地方を描いた。
「フランスの心臓が鼓動する古い土地」とネルヴァルが呼んだその地方は、現在でも美しい姿を保っている。
古いフランスの民謡「ルイ王の娘(La fille au roi Louis)」と「ルノー王(Le Roi Renaud)」をバックに、自然豊かなヴァロワ地方の美を感じてみよう。
現在ジャン・ジャック・ルソー公園になっている地は、「シルヴィ」の第9章「エルムノンヴィル」で主人公が散策をする場面の中に描き込まれている。
バックの音楽は、ヴェルレーヌの詩「月の光」「グリーン」「忘れられたアリエッタ 1(物憂い恍惚)」「感傷的な対話」に、様々な音楽家が曲をつけたもの。
歌っているのは、フィリップ・ジャルスキー。