映画誕生時から見る、映画の構成要素

普段、私たちは何となく映画を見ているが、映画はいくつかの基本的な要素から構成されている。

そうした要素は、全てが最初から存在したわけではなく、映画の進化に伴って徐々に付け加わっていった。
映画の誕生から歴史的に見ていくと、その進化が明確になる。

1)最初の映画 ワンカット・ワンシーン

リュミエール兄弟が、1895年、パリのグラン・カフェで世界初の映画を上映した。
その映画は、ワンカット・ワンシーン。つまり、撮影したままのフィルムを、そのままスクリーンに映写したもの。

最初に上映された映画「工場の出口」は、リュミエール兄弟の工場から出てくる人々の映像をそのまま流している。

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万引き家族 言葉と現実

「万引き家族」は、親の死亡届を出さず、年金を不正に受給していた家族の実話に基づき、是枝裕和監督が家族のあり方を考えた映画だという。(wikipedia)

現在、実の親による子どもの虐待が度々ニュースで報じられる中、血の繋がらない大人と子どもが集まり、家族のように暮らす人々を描いたの映画。

家族は血が繋がっていると考えるのが普通の考え方。血縁関係にない人々がいかにも家族のように暮らしても、疑似家族にしかならない。家族のまねごと?

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「男と女」53年後の続編 Les plus belles années d’une vie

クロード・ルルーシュ監督が、「男と女」の続編を撮影したということで、2019年のカンヌ映画際で話題になっています。
題名は、「人生で一番美しい年」。

「男と女」は、映像の美しさと、フランシス・レイの音楽で、日本でもよく知られていました。