ハイドン 円熟期の交響曲 ザロモン・セット

初期のハイドンの交響曲は、小編成で、まだなんとなく室内楽の雰囲気を残している。
https://bohemegalante.com/2020/03/27/haydn-premieres-symphonies/

それに対して、ハイドンが1791年にロンドンに渡り、それ以降に作曲した交響曲は、40人から60人の、かなり大きなオーケストラ編成になっていたという。

1791年から1795年の間に作曲された「ザロモン・セット」から、幾つかを聞いてみよう。
初期の室内楽的な雰囲気ではなく、モーツアルトやベートーヴェンの交響曲に繋がる曲になっている。

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フランスのニュースが紹介する、コロナウィルス対策下の日本の状況 L’état d’urgence sans le confinement au Japon

2020年4月11日、TF1 20 hのニュースで、コロナウィルス対策下の日本の状況を紹介していました。

https://www.tf1.fr/tf1/jt-we/videos/letat-durgence-sans-le-confinement-au-japon-80937231.html

日本はフランスと比べて感染率が10分の1程度で、その理由を日本の文化に求めています。
人と人の距離が遠いこと。(ビーズも握手もしない。)
全てが清潔なこと。等。

最初に日本に対する先入観があり、その視線を通して現実を見ていることがわかります。

ラ・フォンテーヌ 「樫と葦」 La Fontaine « Le Chêne et le Roseau » 自信と知恵

ラ・フォンテーヌの寓話の中でも、「樫と葦(Le Chêne et le Roseau)」は最高傑作の一つと言われている。
樫は、その姿通り、堂々とした話し方をし、自信に満ちあふれている。
それに対して、葦は、柔軟な考え方を、慎ましやかだけれど、少し皮肉を込めた話し方で表現する。


ラ・フォンテーヌと同じ17世紀の思想家パスカルは、「人間は葦である。自然の中で最も弱い存在だ。しかし、考える葦である。(L’homme n’est qu’un roseau, le plus faible de la nature; mais c’est un roseau pensant.)」と言った。
自分の弱さを知ることが人間の偉大さだと、パスカルは考えたのである。

では、ラ・フォンテーヌは、葦を主人公にしたイソップ寓話を語り直しながら、何を伝えているのだろうか。

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虫めづる姫君 風の谷のナウシカの祖先?

平安時代後期に成立したと考えられている『堤中納言物語』に「虫めづる姫君」という短編物語が含まれている。

誰もが蝶や花を愛する中で、主人公の姫君は毛虫や気味の悪い昆虫を愛している。そのために、親からも、求婚者となりうる男からも、お付きの侍女たちからも、変な娘とみられている。

しかし、そんなことは一向に気にせず、平安時代の宮廷風俗を一切受け入れない。彼女には彼女の理屈があり、それを曲げようとはしない。

ジブリ・アニメに出てくる風の谷のナウシカは、この虫めづる姫君をモデルの一人にしている。実際、彼女はオウムの子どもを大切にし、誰もが恐れる毒のある花をこっそりと栽培している。

現代のような個性を重視する時代ではなく、社会的な規範がとりわけ重視された時代に、蝶ではなく、毛虫を愛する姫君の物語が、何を主張しているのだろう。

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ボードレール 「異国の香り」 Charles Baudelaire « Parfume exotique » エロースの導き

Paul Gauguin, Jour délicieux

ボードレールの詩の中には、むせかえるような官能性から出発して、非物質的な恍惚感、至福感に至るものがある。
「異国の香り(Parfum exotique)」は、その代表的な作品。
目を閉じ、愛する女性の胸に顔を埋める。すると、彼女の身体の熱と香りが、詩人を異国へと運んでいく。

その異国の島は、後の時代の画家ポール・ゴーギャンの絵画を見ると、私たちにも連想しやすい。

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マラルメ 海の微風 Mallarmé « Brise marine » 無(Rien)の歌

Paul Cezanne, Le golfe de Marseille, vue de l’Estaque

「海の微風(Brise marine)」は、その題名だけで、すでにとても美しい。
4音節が、2(Bri/se)/2(Marin(e))に別れ、それぞれに [ ri ]の音が入り、バランスが取れていている。

第一詩句は、« La chair est triste, hélas ! et j’ai lu tous les livres. »
12音節が6音節・6音節と真ん中で句切れ、その中で、[ l ]と[ r ]、そして母音[ e ]が何度も反復され、心地よい音の流れが出来上がる。
そこに、[ t ]と[ i ]の音が、triste / tous … livresと反復され、海辺に爽やかな風が吹き寄せる効果を生み出している。

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ポール・ヴァレリー 「海辺の墓地」 Paul Valéry « Le Cimetière marin » 4/4

第19詩節で言及された、生を生き、「私」から離れない、真の齧歯類(le vrai rongeur)とは何か?

墓石の下では死者たちを蝕み、個体を崩し、大地にしてしまう。
では、地上では、何をかじるのか?
その対象は、「正確さに対する限りない欲望」を抱いた意識ではないだろうか。

その欲望が「私」を苛み、意識は、自己へ向かう愛、あるいは憎しみになる。

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