ボードレール Baudelaire 「芸術家の告白」Le Confiteor de l’artiste

「芸術家の告白」« Le Confiteor de l’artiste »の中で、ボードレールは自らの詩学を散文詩として表現した。彼が芸術家として目指すもの、苦しみ、恍惚感を吐露した告白なのだ。

「芸術家の告白」は1862年に発表され、ボードレールがこの時代に一時暮らしたノルマンディー地方の港町オンフルールHonfleurで執筆されたと考えられている。

オンフルールは、ノルマンディーの海岸と雲を数多く描いたウージェーヌ・ブーダン(Eugène Boudin)の活動拠点。「ドーヴィルの埠頭」。この海岸で、詩人としての思いを綴ったのだろうか。

同じノルマンディー地方にあるグランヴィル近く。真っ青な海と真っ青な空がどこまでも広がり、小さなヨットが浮かぶ。

青い海の上を航行する帆船
Granville

決して到達できない「美」に達するために戦いを続ける芸術家の苦悩と喜びを告白するのは、この海と空の中に一人佇む時だろう。

続きを読む →