
17世紀前半、デカルトは、「我思う、故に我在り(Je pense, donc je suis.)」と述べ、「考える(penser)私」の中心にある「理性(raison)」が人間の本質であるとした。
https://bohemegalante.com/2020/05/13/descartes-discours-de-la-methode-1/
その時代以降、理性を中心とした思考法が重視されるようになり、18世紀には知識によって人々を照らすことを目指す啓蒙思想が発展し、科学の進歩が人類の幸福につながると考えられる時代になった。

そうした流れの中で、17世紀後半から18世紀前半に活躍したフォントネル(1657ー1757)は、批判的な精神を発揮し、それまで権威の言うがままに信じてきてきたことを、理性的な思考によって見直そうとした。
『神託の歴史(Histoire des Oracles)』(1687)では、古代の神々への信仰(異教)で語られる超自然な出来事、神秘や奇跡を取り上げ、それらが幻影(illusion)にすぎないことを証明しようとした。
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